ピロリ菌専門外来
担当医
藤岡利生
総院長、ピロリ菌感染症認定医
瀧上 茂
理事長、ピロリ菌感染症認定医
山岡吉生
大分大学環境・予防医学講座教授、ピロリ菌感染症認定医:不定期
宮内和成
サンクリニック院長、ピロリ菌感染症認定医:水曜日午後
ピロリ菌は 1982 年にオーストラリアで発見された細菌で胃の中に好んで生息し、胃炎、消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)、早期胃がんに対する内視鏡的治療後、胃 MALT リンパ腫などの胃腸の病気に加えて、治療が困難とされている特発性血小板減少性紫斑病(ITP)などの治療にも有効なことが証明されました。
日本を含む東アジア諸国(中国、韓国)では、とくにピロリ菌感染と胃がんの関連が強く、胃の粘膜に強い炎症を起こし、慢性胃炎・胃潰瘍・胃がんなどの原因になります。
ピロリ菌の除菌治療により、胃がんの発生を3分の1以下に抑制できるという報告もあり、除菌治療することで胃がんに苦しむ人を減らすことが可能と考えています。
ピロリ菌感染の診断と除菌治療
本院ではピロリ菌専門外来を開き、4 名の ピロリ菌感染症認定医により診療を行っています。ピロリ菌感染があるかどうかの精密な検査を行い、ピロリ菌の感染があった場合には 1 週間の内服薬で除菌治療と治療結果の判定を致します。専門外来を受診下さい。当院では、他院で除菌治療が不成功であった方に対して、「ピロリ菌感染症専門医」による二次除菌(健康保険適応)および三次除菌治療(自費診療)も行います。
除菌治療後の胃粘膜の観察
過去にピロリ菌の除菌治療を行われた方も年に 1 回は胃内視鏡検査を受けて下さい。ピロリ菌に感染した方は、除菌治療後の胃がんの発症は減りますが過去に強い胃粘膜の炎症
が持続したために、除菌治療後にも胃がんの発症がある事も問題となっています。注意深い経過観察が必要です。
診察曜日などの詳細は病院受付にお尋ね下さい(☎ 0978-22-3745)
(当院では小冊子「Q&A ヘリコバクター・ピロリと胃・十二指腸」を発行しています。ご希望の方にはご提供しています。)