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消化器疾患 内視鏡センター

本センターは、種々の消化器疾患について、診察から治療まで一貫して行うことを目的として、2014年4月に開設した当院の主要な診療部門の一つです。
最新の高精細画像解析能力を有する内視鏡システム290シリーズ(オリンパス社)を導入して、消化器内科と消化器外科の専門医が連携しながら、安全かつ精度の高い診断と治療を行っています。
また、病院一階の外来診療部門にゆったりとしたスペースを確保して、検査を受けられる患者様に快適な待合および前処置スペースを用意しています。更に、種々の消化器疾患の検査および治療に対応できるように広い内視鏡室と診察室を2部屋用意しています。

※ 当センターで実施する消化器疾患に対する主な内視鏡診断・治療手技を下記に示します。

  • 経鼻内視鏡検査
  • ピロリ菌感染の診断と除菌治療およびその後の胃粘膜の観察
  • 大腸ポリープ治療(ポリペクトミー)
  • 消化管癌の早期診断および内視鏡的切除術(ESD/EMR)
  • 内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)
  • 乳頭切開術(EST)などを用いた膵
  • 胆道疾患の診断と内視鏡治療
  • 胃・食道静脈瘤硬化治療
  • 経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)およびその維持管理
大腸カプセル内視鏡については、内視鏡センターまでお問い合わせください。

大腸カプセル内視鏡を開始致しました

当院では平成26年12月より大腸カプセル内視鏡を使用した検査を始めました。
カプセル内視鏡とはカプセル型の内視鏡を、飲んでいただき消化管を通過しながら、腸内部の写真を撮影していく検査です。小腸・大腸を調べる最新の検査で、県北地域では施行できる唯一の施設です。
この検査は平成26年1月1日より以下の条件で保険適用となりました。
保険適用となるのは「以前、腹腔内の癒着により内視鏡検査が出来なかった」または「大腸内視鏡検査が必要であるが腹部手術歴があり癒着が想定される」場合です。

日本では年々大腸がん患者は増加しており、がん種類別死亡率で男性では第3位、女性では第1位になってしまいました。
現在大腸がん検診で便潜血反応陽性を指摘された患者さんが、実際に二次検診として大腸カメラを受けていただく割合は60%弱です。大腸カメラを受けない理由を調査したものでは、「自覚症状がない」ということが最も多かった一方で、大腸カメラが「辛そう」、「恥ずかしい」という回答も多く(25%)、とくに女性に多く認められました。大腸カプセルの特徴は、「痛くない、安全、羞恥心のない安心感」です。私たちはこのように大腸カメラに対して精神的苦慮・心配を抱える患者さんの代替検査としても期待しています。
大腸がんは自覚症状がなく進行してから見つかる場合が多いため、早期発見・早期治療に心掛けることが必要で、そういった事からこの内視鏡検査は大きな成果を上げられると期待しています。

どんな検査?

これまでの大腸内視鏡検査は、肛門から細長い管状のスコープを挿入する為、「辛そう」「怖い」「痛い」といったイメージがあり、また女性や若い世代の人では、「恥ずかしい」などの理由で検査を受ける人が少なかったのも事実です。大腸カプセル内視鏡検査は、口から水と一緒に飲み込むだけです。カプセルは、直径11mm、長さ31mmで、大型の錠剤程度の大きさで、カプセル内には両側に1台ずつ計2台の小型カメラ、バッテリー、発光ダイオード(LED)光源を装備し、1秒間に35枚のスピードで大腸内を撮影します。記録された画像は専門医が解析をして、診断を行います。
麻酔も必要なく、放射線被ばくもありませんので、負担の少ない検査です。

ご不明の場合は病院へお尋ねください
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