放射線科(技術部)
高速256スライスX線CT装置や高性能な1.5テスラMRI装置、デジタルX線透視装置など最新医療機器を整備し、患者様が安心して検査を受けられるよう、気配りを大切にしています。
また、乳がん検診での乳房X線検査(マンモグラフィ)は、女性技師が対応するように配慮しています。
高速256スライスX線CT
当院では、世界最速のスピードで、診断しやすい画像を撮影できる256マルチスライスCTを導入しています。当院従来装置では13秒程かかっていた心臓CT検査の撮影時間も4秒程で撮影可能となり、患者様の息止めの負担も少なくなりました。また、放射線を当てる量をできる限り少なくする機能が備わっていますので従来より約30%~50%の被ばくを抑えた検査が可能です。
最新1.5テスラMRI装置は、全身各部位を高画質で、しかも従来の約半分の時間で検査できます。磁石と電波を使って体の様々な部位を画像化するので、放射線による被ばくは有りません。造影剤を使用しなくても血管の画像を得られるため、検査時間が短く、さらに患者様の負担が軽減されます。
このMRI導入を契機に、脳の萎縮度をみる検査【VSRAD(ブイエスラド) 】による早期アルツハイマー型認知症診断の支援が可能となりました。アルツハイマー病は、もの忘れの進行とともに脳の萎縮、特に海馬という記憶に関する部分が萎縮します。VSRADはこの萎縮の程度を見る検査で、萎縮の度合いを表示・解析し、数値化した情報を提供します。
アルツハイマー型認知症をMRI画像で診断できるようになると早い段階から積極的な治療の開始へと繋がり、結果認知症の進行を遅らせることが期待されます。
豊後高田市認知症予防プロジェクトにも役立てたいと思います。
※ もの忘れが気になる方で50歳以上の方が対象です。
※ 通常の頭部MRI検査と同じ料金(別料金は不要)です。